遺族が行う?専門家に依頼する?遺産整理の基礎知識
故人が残した遺品を片づけたり掃除をしたりする遺品整理と混同されがちな遺産整理。
遺産整理とは、亡くなった方の不動産、有価証券、預貯金、生命保険といった財産を、相続人同士のトラブルを回避するために、スムーズに相続人に引き渡すための手続きのことです。 遺産整理の仕方ですが、遺族だけで整理したり、遺産整理を専門に取り扱っている専門業者に依頼したりするなどの方法があります。
遺族が遺産整理を行う場合
故人の遺産整理を遺族だけが行う場合には、次のようなメリット、デメリットがあります。
まずメリットとしては、遺言書の内容には機密事項も多いので、外部に漏れるのを防止できることが挙げられます。
故人の遺産には大切なものも多く、その中には外部の第三者には触れて欲しくないものもあるでしょう。
遺族だけで行えば、大切なものも自分たちだけで取り扱えますので安心できます。
しかしデメリットもあります。
大きなデメリットとしては、手続きの問題です。
故人の不動産、有価証券、預貯金、生命保険など、財産に対する相続手続きにはある程度の法律の知識が必要です。
法律の知識のある人がいないと、手続きに時間がかかってしまうことがあります。
遺産整理を専門業者に依頼する場合
次に、遺産整理を専門業者に依頼する場合です。
遺産の整理を専門業者に依頼すると、短時間で整理を完了できるのが大きなメリットといえます。
専門業者であれば、財産に対する相続手続きもスムーズに行うことができます。
業者の中には、弁護士や司法書士などの、法律の専門家と提携しているところもあります。
デメリットとしては、費用がかかることです。
サービス内容と費用のバランスを確認し、比較検討しましょう。