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不動産投資セミナー

女性のマネー事情

さらに寂しくなっていく!? 女性の懐事情

男性に比べれば低いとはいえ、女性の給料もバブルの頃からは増加傾向にあります。しかし、それでも女性のお財布事情はぎりぎりの状態。なぜなのでしょうか。

女性の平均収入は徐々に増加

 大手金融機関が続々と経営破綻した1997年。じつは、日本のサラリーマンの平均年収はピークを迎えていました。国の調査結果では、男性の平均月収は約48万円、女性は約23万円。それでは、現在の収入はこの頃と比べてどのようになっているのでしょうか。

 総務省が毎年行っている家計調査。2015年に行われた調査では次のようになりました。働くひとり暮らしの女性の収入は、34歳以下で平均28万1619円、35歳から59歳では29万2494円。一方、同条件の男性はというと、34歳以下で平均31万2291円、35歳から59歳は39万7082円という結果が出ています。デフレと呼ばれ始めた10年で男性の年収はどんどん減っていく一方、女性のほうは徐々に収入が増加しているのです。しかし、それでもまだ平均して最大10万円も男性のほうが収入が多く、男女差があります。

女性の支出は男性を上回る

 ところが、支出を見るとじつは収入の少ない女性のほうが多いのです。

 同調査によると女性のお財布から出ていくお金は、34歳以下で22万1875円、35~59歳で24万7810円。もちろん、税金、社会保険料そして生活費を合わせた額です。ただし、平均的な金額であるため、都市部で暮らす女性の平均よりは若干低くなっています。さらに、病気やケガといったトラブル、引っ越し、転職など突然の出費が含まれていないため、もう少し出費があると考えてもよいでしょう。収入から予想できない出費を除いた支出を差し引くと、おおよそ黒字額はわずか5~6万円に過ぎません。貯金をしようと思えばできる金額とはいえ、これでは不測の事態に陥った際には生活が立ち行かなくなる。そういった女性が少なくないのが現状といえます。

おしゃれ・美容に関する支出が圧倒的に多い

 それでは、どのような項目で男女差が生まれるのでしょう。まずは、必ず支払わなくてはならない、税と社会保険についてみていきます。

 34歳以下の女性が納めている、所得税や住民税といった直接税と社会保険料を合わせた額は、4万4003円。35~59歳については、6万2812円。なんと、収入の約16%が非消費支出として差し引かれるのです。ちなみに、男性では34歳以下は5万6887円、35~59歳は8万5633円で、収入の約19%となっています。

 次は、消費支出の項目をみます。まずは誰もが関係のある住居費ですが、女性については、34歳以下は3万336円、35~59歳は2万7704円です。男性は34歳以下で2万7987円、35~59歳は2万6714円。住居費では、あまり差がみられないことがわかります。通信費については、34歳以下女性は7489円。男性については、7203円。35~59歳の女性は、8309円、男性は8174円となっています。近頃はスマートフォンの登場で支出額がアップしていますが、男女差年齢差はとくに発生していません。ということは男女に共通して支出するものに関しては、そんなに差はないのです。

 では、どの項目で男女の差が出るのでしょう。

 たとえば、被服及び履物。これは、男性の平均は約6730円に対して、女性は約1万4155円。美容関連についても男性は2195円、女性は1万487円とどちらも女性が倍以上の支出額になっています。

支出が多いことも原因だが……

 女性は、男性に比べて収入が低いにもかかわらず支出が多いということは、ここまでよくおわかりいただけたでしょう。じつは、数年前から社会問題として取り上げられるようになってきた「貧困女子」が生まれてきた理由のひとつは、そんなところにもあるようです。絶対額としての給与は増えているとはいえ、それでもなお綱渡りのような生活を送り、貯蓄にまではとても手が回らないという状況の女性は驚くほど多いといってまちがいありません。

それでも、まだ正社員として働くことができているのならばよいでしょう。しかし、2015年に総務省が行った労働力調査によると、働く女性の半数以上はパートやアルバイト、派遣社員といった非正規雇用者。正規雇用でさえも生活するのがせいいっぱいという情況で、非正規雇用の人たちにとって生活はさらに厳しいものとなっているだろうことは容易に想像できるでしょう。

 健康に働けている間はよいかもしれません。ただ、将来を考えると、大きな怪我や病気などで仕事を離れざるをなくなるかもしれません。そうでなくとも、今日は定年まで勤めあげてリタイアすることさえ困難になってきています。幸運に、無事勤めあげたとしたところで、これまでもらっていた給料が少なかったために、所得額に比例して給付額が決まる厚生年金は雀の涙、もしくはもらえないという可能性さえあります。

 いうまでもありませんが、そんな不安な老後を迎えないための道を開くのが、安定した副収入です。仮に、働けなくなっても副収入があれば、生活は安定します。そしてそんな副収入を確保できる絶好のツールとなりうるものが不動産なのです。

 多くの女性にとって、これからの人生を不安なく暮らしていくために必要なものは、最終的には現金ではなく不動産を購入し運用していくことだと考えるのには、大きな裏づけがあるのです。

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