収益不動産市場はどうなっている?
不動産価格が上昇すると、収益不動産の利回りは低くなる!? しかし、日本の不動産はまだまだ投資を呼びこめます。
地価が上昇している傾向は、収益不動産にも影響を与えています。収益不動産の価格が次第に上昇し、価格に対する賃料収入の割合である投資利回りは低下する傾向にあるのです。
収益不動産の専門サイトである「健美家」の調査では、一棟ものマンションの売り出し価格は、リーマンショック後に1億6000万円程度から1億3000万円まで下がり、利回りは9%台から10%台に上昇しました。
それが2013年からのアベノミクスで、売り出し価格は1億5000万円前後に上昇し、利回りは8%台に下がってきています。
しかし、海外と比べてみると、日本の地価はまだまだ低い水準にあります。1990年のバブル崩壊以降、日本の地価は長期低迷を続けました。その間に、アメリカやイギリスの地価は大きく上昇しており、その差はかなりあります。
海外から見れば日本の不動産はまだまだ割安であり、特に2020年の東京オリンピックに向けて日本の景気回復が着実に進めば、海外からの投資が増えると予想されます。
国内でも、日銀の「マイナス金利」政策により、銀行の不動産融資への姿勢は前向きになっています。
いまは不動産投資を始めるには良いタイミングなのです。