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投資のキホン

投資を行うために必要な資金を用意する

不動産投資を行うためには元手となる資金が必要になります。手堅く資金を作りだすためには、どのようにすればよいのでしょうか。

生活を見直すことからスタート

 投資を行うには、まずは先立つもの――資金が必要です。元手となる資金が多いほど物件選択の幅が広がり、条件のよい物件を手に入れやすくなります。物件購入時には、物件価格の10%ほどの資金が必要になりますが、ほしい物件が見つかってからでは手遅れ。せっせとお金を用意している間に優良物件は誰かの手に渡ってしまいます。大事なのは、いざというときに備えてコツコツ資金を作っておくことです。

 まずは、自分の生活を見直して節約できるかを検討します。

 節約というと、家計を切りつめてさまざまなものを我慢する、というイメージがあるかもしれません。しかし、それは誤解です。本来の節約とは、日々の無駄を排除し、浮いた分を貯蓄すること。たとえば、コンビニに行く回数を減らしたり、外食を控えるといった生活習慣を少しずつ見直して、継続することが大切です。

 いままでの生活をがらりと変えて、お財布の紐を引き締めて、1カ月で20万円貯金する! などという目標を立てるのもよいでしょう。しかし、いきなり大きな目標を掲げても辛くなって挫折しては元も子もありません。また、これまでに貯蓄を成功させた誰かの節約術を無理して真似する必要もないのです。自分がやりやすいようにして、節約習慣を維持していくことが大切といえます。

基本は家計簿

 もっとも効果的で簡単なのは、家計簿をつけることです。家計簿は、お金の流れを知るためのベーシックなツール。最近では、スマートフォンの家計簿アプリも数多くあるので、手軽に始めることができます。毎日続けるのは大変なことですが、アナログでもデジタルでも自分に合った方法をみつけて、1日5分でも記録をつけ、日々の支出を見える化しましょう。最初から完璧にしようと気負う必要はありません。慣れないうちは、10円くらいの誤差が出たり、レシートをなくして詳細な金額がわからなくても気にしないようにします。記録をしっかりと残すことも大切ですが、長く続けてお金の流れを知ることのほうがより重要です。

 ただし、記録するだけでは意味がありません。家計簿を振り返ることで無駄な出費の傾向を知ることが大切なのです。

複数口座を持って、用途別に使い分ける

 余ったお金を貯蓄に回せばいいというのは、お金が貯まらない人の典型的な考え方です。貯蓄は先取りが肝心。あらかじめ貯蓄額を決めて、残りで生活費をやりくりすることが基本といえます。

 そのために、複数の銀行口座を持つのもひとつの手です。給与が振り込まれる口座、家賃やクレジットカード、携帯電話の料金など毎月の支払い用のサブ口座など、生活費の口座の使い分けるのです。毎月の支払いを現金で行うと、手数料が余計にかかってしまう場合があるので、できればすべて口座から引き落とされるようにしましょう。また細かいことですが、サブ口座は入出金を頻繁に行うため、ATM手数料がかからない時間に通いやすい身近な銀行を選ぶとより便利になります。

 さらに、可能であれば貯蓄用の口座も、近い将来にする大きな買い物用のものと絶対に手をつけない口座のふたつを用意するのがおすすめです。このふたつの口座は、預金金利が高かったり、振込手数料が安いといったサービスがあるネット銀行を選択してもよいでしょう。

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