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投資のキホン

日本で新築物件が好まれる理由

日本の中古住宅流通は、欧米諸国と比べて非常に少ないのが実情です。
日本国内の新築住宅着工戸数と比べて、中古住宅が占める割合は低くなっています。 アメリカやフランスでは70%近くありますが、日本では30%という結果が出ています。 同じ先進国の中においても、日本の中古住宅事情は大きく異なっているのです。

このように日本での中古住宅のシェア率が低いのは、日本人が新築を好む傾向にあることがその背景にあるようです。
国土交通省が行った「平成25年度住宅市場動向調査」を見ると、中古住宅よりも新築にこだわった理由として、「新築の方が気持ち良いから」という理由が最も多くありました。

これまで新築の需要が多かった日本では、中古住宅は脇役的な存在として見られていました。
土地に対する価値は年数が経過しても続いていきますが、その土地の上に建っている住宅は25年程度で価値がなくなるという意識がありました。 そのため建物は、資産価値としてはあまり重視されることがありませんでした。 地震などの自然災害に影響を受けやすい土地柄も原因のひとつだったかもしれません。

しかしその後の技術革新などにより、住宅の耐久性は大きく改善してきました。 木造住宅以外に、鉄筋コンクリート造などにも多くの工法が一般化されています。 その中でも耐震性については、建築基準法の改正、またリフォームやリノベーション工事などによって以前と比べて大きく改善されています。
このように住宅の構造的な問題も解消されてきていますので、今後は新築住宅以外の中古住宅の需要も拡大していくでしょう。

投資物件を選ぶ際には、新築物件と中古物件、それぞれのメリットとデメリットを知った上で検討しましょう。

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