住宅ローンと不動産投資用ローンの違い

・融資サービスの利用

不動産投資の対象不動産を購入するときに必要になるのが、購入資金です。
そして不動産投資を行う多くの人が利用するのが、金融機関の提供する融資サービスです。

融資サービスの種類によって、金利や借入期間、借入額などが異なります。
そのため利用する際は、不動産投資における将来の利回りなども十分考慮して決める必要があります。
不動産投資では、予定通りの不動産収益がそのまま永久に入ってくるとは限りません。
空室が発生すると、不動産収益にも影響してきます。
そのため、たとえ収益が落ちても返済できる範囲で借りるようにしてください。

金融機関の融資サービスを申し込む場合、担保物件を供与することも多いです。
返済不能に陥ると、不動産投資をあきらめることになることはもちろんのこと、自分の不動産も手放す事態になりかねません。
不動産投資は中長期的な投資ですので、最初の資金計画が大切です。
資金計画を立てた後、金融機関の融資サービスを利用してください。

・投資用の融資と住宅融資

金融機関が提供している融資サービスの種類も様々ですが、不動産購入が目的となったものの中に、投資用とマイホーム用の融資があります。 それぞれ同じ不動産購入を目的として融資サービスですが、内容が異なりますので注意が必要です。
不動産投資用の融資はマイホーム用融資とは違い、借り入れ条件が厳しいことが多いです。
さらに金利についても、マイホーム融資と比べて高めに設定されています。
これは借り入れ目的が違うためです。
不動産投資用は事業目的、そしてマイホーム用は居住用です。
これら2つの融資を比べた場合、マイホーム用融資と比べて不動産投資用融資は貸し倒れのリスクが高まります。
そのため銀行側も、貸し倒れによるリスクを少しでも回避するために、不動産投資用の融資の金利を高めに設定しているのです。
金融機関で融資を受ける場合、融資の内容をしっかり把握しておいてください。
特に大切なのが、不動産投資用融資の金利です。
融資サービスを提供している金融機関で異なりますが、一般的には2～7%程度が金利範囲の目安といわれています。
マイホーム融資の変動金利が1%前後ですので、不動産投資用の融資は比較的高いといえます。
金融機関は少しでもリスクを避けるために、高い金利を設定しているところが多いのです。
そのため融資額が増えると、当然のことながら毎月の返済額も高くなります。
これから不動産投資を行う予定の方、また不動産投資に興味はあるけれど、十分な資金を用意できない方は、融資サービスを利用される際は慎重に行う必要があります。