手間をかけずに管理会社を活用する
収益物件の活用がオーナー社長に向いている理由、そのひとつは人に任せられるからです。
自分では一切作業をする必要はありません。
まして、その任せる相手も管理会社、つまり外注先であり、自分で人を雇う必要がないのです。
会社経営者にとって最大の問題は人です。この人も必要ないのが収益物件の活用です。副業で何か事業をやろうと思えば、時間はかかるし、人を雇う必要があります。例えば、飲食店をやろうとすれば、それなりの準備に時間を要し、店長はじめスタッフを採用して教育しなければなりません。また食品衛生責任者など、有資格者を雇う必要も出てきます。 時間もかからず、人の問題もない。これはまさにオーナー社長にとって最高の手法ではないでしょうか。
人に任せる際に重要なのは、自分の意に沿って動いてくれる管理会社、つまり信頼の置けるパートナーをいかに見つけるかです。
物件の管理は、物件を買った先の不動産会社が兼ねる場合もあれば、別の会社に独自に頼むこともできます。
いずれにしても収益物件の活用においては、管理会社に委託できることが忙しいオーナー社長にとって大きなメリットであることは間違いありません。
ではなぜ、管理会社(担当者)の選定がそれほど大事になってくるのでしょう。
現在は人口減少社会に入り、収益物件の空室率は年々増加の傾向にあります。そのため、やむを得ぬ理由を除いて、入居者の退室をなるべく少なくする日々の管理体制(トラブルへの迅速な手配など)がとても重要です。
そして、退室が生じた際には、迅速に次の入居者を見つけ、空室期間をできるだけ少なくする必要があります。
今後のアパート経営は管理の仕方で成否が分かれることが確実です。ですから管理会社の良し悪しが収益物件の活用に大きく関わってくるのです。
優れた管理会社であれば、修繕計画にオーナーの節税プランを組み合わせ、最適な修繕の内容や時期を提案してくれたりもします。
つまり、収益物件の管理会社は、忙しいオーナー社長の代理として利益最大化に貢献してくれる大切なパートナーなのです。