医師一家の生前対策

第1章医師一家の相続は、
破産・病院消滅の危険と隣り合わせ

腹を据えて取り組むべき開業医自身が相続対策に無関心

 相続のカウントダウンはすでに始まっています。今、元気だからといって、明日も元気だとは限りません。突然、病気になることもあれば、事故や災害に遭うリスクもゼロではないのです。悠長に構えていると、身構える前に相続のときが来てしまうかもしれません。

 実際の相続がいつ来るかは誰にも断言できませんが、ひとつ間違いなくいえることは、年齢が上がれば上がるほど、相続が起こる確率は高まるということです。今こうしている一分一秒の間にも、私たちは相続に向かって進んでいます。時間がなくなる前に、できる相続税が5億円になろうと10億円になろうと、相続放棄をしない限りは納税するほかなくなります。

 税理士やコンサルタントなどは相続のサポートをしたり、よりいい方向に導いたりすることはできますが、開業医に成り代わって何かを実行することはできません。開業医本人が真剣に考えて主体的に行動しなければどうしようもないのです。

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