・物件を売却するタイミング

不動産投資の収益には、賃料収入のインカムゲイン、売却益のキャピタルゲインがあります。
そのうち、キャピタルゲインで多くの収益を得るためには、物件を売却するタイミングに注意する必要があります。
物件を売却する際には、不動産の市況を確認しておく必要があります。
不動産市場のニーズは常に変化していますので、どのような需要があるのかをキャッチした後、確たるタイミングを見て売却することが大切です。
不動産市場の動向をしっかり見極めることで、希望通りの収益も期待できます。
不動産市場の動向を知るには、不動産会社の担当者に聞くのが手っ取り早いです。
不動産会社であれば、市場の動向をしっかり押さえていますので、まずは質問してみましょう。

・利益や損失の確定

不動産投資における売却のメリットとして、利益や損失の確定が挙げられます。
投資対象の物件を売ることで、損益が確定します。
実際の損益はさまざまですが、予期せぬトラブルで損失が増えることもあります。
物件を所有しているときはプラスになっていたものが、売却するときにはさまざまなリスク、老朽化、損傷などが原因で保証、修繕が必要になり、収益がマイナスに転じることもあります。
収益、経費などは常に上下変動を繰り返しているのです。

・リスクの回避

不動産を売ることで、これまで抱えていたリスクを回避できます。
建物の管理、運営を行うには費用がかかります。
例えば補修、修繕、維持管理など、老朽化、劣化に対処する費用も必要です。
もちろん保険もありますが、予期せぬトラブルが発生すると保険ではカバーしきれないケースも出てきます。
そういうタイミングで物件を売れば、今まで抱えていたリスクを回避できます。

・資金回収

不動産投資で購入した物件を売ることで、新たな物件を購入する資金にあてることができます。