固定金利と変動金利
ローンには固定金利と変動金利があります。固定金利と変動金利の違いを理解しておきましょう。
固定金利とは
固定金利とは、返済が完了するまで同じ利率のローンとなります。
そのため、最初から最後まで金利が一定なのが特徴です。
金利が変わらないため、将来に渡って金利が増えることがなく、将来設計がしやすいというメリットがあります。
長期間のローンになると、その間に転職、退職、結婚、離婚などさまざまなライフイベントが起こる可能性があり、それに伴って収入や支出のバランスも変動することがあります。
しかし、固定金利であればローンの総返済額が変わらないので、長期の計画を立てる時も安心できます。
さらに、住宅ローンの返済中に金利が上昇するリスクも回避できます。
住宅ローンの金利も変動金利の場合、毎月変動しますが、それに影響されることなく一定の金利での支払いができるのもメリットの一つといえます。
しかし、固定金利にはデメリットもあります。
まず変動金利と比べて、設定時の金利が高いことです。
住宅ローンサービスを提供する金融機関は、低い金利のままで融資をしては将来金利が上がった時に損失を出してしまいます。
そのため、そのリスクを回避するために、市場金利に上乗せをした利率を設定することが多いのです。
変動金利とは
変動金利は、半年ごとに金利が変わるのが特徴です。
変動金利の最大のメリットは、金利が固定金利よりも安く設定されていることです。
固定金利は、一般的に高く設定されることが多いです。
しかし変動型の金利は、貸し手である金融機関に金利上昇リスクがありませんので、固定金利よりも安い率の設定が可能なのです。
次にデメリットですが、変動金利のデメリットは金利変動リスクが挙げられます。
金利は日々変動していますので、1年に2回の金利の見直しが行われます。
一方返済額の見直しは5年ごとですので、将来の金利の動向予測が難しいです。
このように変動型の金利も固定型の金利と同様、メリットやデメリットがありますので確認しておくと良いでしょう。