一生お金に困らないためのバイブル働く女性の不動産投資入門

第3章働きながら安全に資産を増やすには“不動産投資”しかない!

投資額ではなくリターンで考える

 不動産投資を始めるにあたって、「最初は小さい額から」ということでワンルームを検討する人もいます。

 しかし、不動産投資を事業として考えれば、重要なのは投資額に対するリターンです。リターンとは、資本投下に対する利益のことで、不動産投資においてはおもに「賃料収入(インカム・ゲイン)」と「売却利益(キャピタル・ゲイン)」です。

 これらのリターンを得るための手間暇は、物件の価格に関係なくほぼ同じです。とすれば、投資金額の小さいものを選ぶより、ある程度まとまった金額で1棟まるごと購入したほうが投資効率は良いといえるでしょう。

 また、価格が高いかどうかとリスクの大小は比例しません。同じような立地にある1戸2000万円の区分所有マンションと、1億円の一棟ものアパートを比較してみましょう。

 賃料はマンションが月額12万円で表面利回り7・2%、一棟ものアパートが1室6・7万円×6室で表面利回り8・04%です。

 マンションのほうは、空室になれば賃料収入はすぐ0になってしまいます。しかし、一棟ものアパートなら1室空いても5室はそのまま。空室リスクがそれだけ分散されるのです。

POINT

「まずは少額から=ワンルームマンション」と短絡的に考えるのは危険! リスクとリターンを慎重に吟味しましょう。

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