第3章働きながら安全に資産を増やすには“不動産投資”しかない!
不動産投資は「ミドルリスク・ミドルリターン」
投資対象を選ぶ場合に重要なのは、どれくらいのリターンを得られるかということです。
一般にリターンとリスクは裏表の関係にあります。高いリスクのある投資対象ほど高いリターンを得られる可能性があり、株式はその代表でしょう。
一方、リスクが低いものはリターンも低くなります。投資とは違いますが、銀行などの預金はひとつの金融機関で一人あたり1000万円まで保護されており、その分、極めて低い金利しかつきません。
こうしたリスクとリターンの関係において、不動産投資は「ミドルリスク・ミドルリターン」といわれます。リスクはありますが、株式などより価格の変動は緩やかであり、予めチェックすることも可能だからです。リスクとリターンの関係について、他の投資と比べてみると、図(ページ上部)のような感じになります。
不動産投資が「ミドルリスク・ミドルリターン」であることは、具体的なデータでも実証されています。
不動産投資信託(J─REIT)の運用データを集計した指標において、売買による利益(キャピタル・ゲイン)はリーマンショック後などに大きく落ち込みましたが、賃料による利益(インカム・ゲイン)はずっと安定していて、ほとんど変化がありません。両方を合計するといまの超低金利時代にあって、かなり高いリターンが期待できることが分かるでしょう。
投資でギャンブルはしたくない、でもリターンはなるべく多く狙いたい……そんな、かゆいところに手が届くのが不動産投資です。